ユウヒは別段日本語を喋らなくてもぶっちゃけ唸り声だけでも起動することが確定された前回の続きです。(そんな話と違う……)
前回のタイトルだった超古代戦争の謎も一応解明されまして、いっそ最終回なノリもする今回のお話。
さっそくレビューの開始です。
さて、ガルーダをボスキートに乗っ取られてしまった前回。
ユウヒが頑張ってガルーダを押さえている間にセイザー12人が合流します。
蘭により、ボスキートをどうにかして欲しくてSOSをウォフマナフに送った地球が、どうしてウォフマナフと全面戦争みたいになったのかが明かされました。
つまり、ボスキートに超星神を奪われ、ボスキートがウォフマナフに反撃していた、と。
……蘭、そういうこと(ボスキートが超星神に乗れる)はさ、すっごい大事なことだから何はなくとも最初に言っとこうよ。
ともかくボスキートをガルーダから追い出すため、超星神は大ダメージを受けると操縦者を外へ排出するという安全機能がついているわけですが、それを利用してボスキートを追い出そうとします。
んで、大ダメージを与えるためにガンシーサーとリバイアサン召還。
風のトライブも全員そろっているのにドルクルスが呼ばれなかったのは、風のトライブだと誰がやってもガルーダを確実に破壊してしまうからですか?(真顔)
それぞれ何故か神谷と魚住が搭乗して、ガルーダをめっためたに痛めつけて、ボスキートを外へ排出させます。しかし、外に放り出されたはずのボスキートの姿はありませんでした。
んで、傷ついたガルーダはクラウドドラゴンが回収。
場面変わって、山中でボスキート捜索本部でも開いたのか、開けたところにテントが広げられ、そこで改めて超古代戦争の真実が語られました。
ウォフマナフが地球を完膚なきまでに破壊したのは、そうでもしないと復活するボスキートを恐れてのことだということ。
超古代人はウォフマナフに頼るだけでなく自分たちでもボスキートをどうにかしようとグランセイザーやら超星神やらクラウドドラゴンを造ったこと。
つまり、地球人はボスキートの子孫ではなかったのです。(グランセイザーがボスキートと似た力だとか持ってるのはあくまで研究の結果論ということで落ち着く)
それにしてはどうしてウォフマナフはボスキートを復活させたのか、とようやくそこに堀口博士が思い至ってくれた時、博士の作ったボスキート探知機が反応をしました。近くにボスキートがいるのです。
しかし反応が弱くて正確な場所はわからない堀口博士。
……某ドラゴ●ボールの捜す機械で龍球の反応が近くにあった並に凄い近くで反応しているように見えるんですけど……
あ、ちなみにこのボスキート探知機(ボスキートの動きも封じることができるそうですよ)、堀口博士が作ったんじゃなくて造ってもらったんだそうですよ。いつそんなヒマがあったのかはともかく。
しかもボスキート探知機、ボスキートの力を封じるということからボスキートの力を元に作られているセイザースーツにも反応してしまうため、セイザーでは扱えない代物なのだとか。
かくして、堀口博士とセイザー達によるボスキート捜索が始まりました。
そして探している様子はあるけれど、それ以上にキャンプな様相を呈するセイザーご一向。
テントの前でご飯作ってみんなで食べてますよ……。
これはあれですか、「キャンプをしているんだよー」とカモフラージュしてるんですか。(むしろそうだと言ってくれ)
食事中、神谷と松坂は蘭に「いつも水晶板から読み取った真実を教えてくれてありとう、おかげで迷わず戦える」というようなお礼を言います。剣にも真実がわかることで迷わず戦えるのは蘭のおかげだというようなことを言われ、しかし蘭は浮かない顔。
蘭としては他の皆と違う、水晶板の記憶持ちという特殊能力から、皆と違う力をもっているというプレッシャーや疎外感を感じていたようです。しかし皆に蘭は蘭だと、セイザーの仲間だと慰められ、
蘭「なんかあたし……初めてだ、皆といて嬉しいの……」
すいません、なんだかとっても問題発言に聞こえたのは気のせいですか。
幸いなことに他の皆はそれを疑問に思わなかったらしく再びボスキート捜索が始まります。
動物からだけでなく植物からも生命エネルギーを吸い取れるらしかったボスキートは辺りの植物の生命エネルギーを吸い取って分裂します。
ボスキートが自然のエネルギーを吸収したせいで、その辺近辺が急速に枯れ果てていったため反町がその異常を発見。堀口博士が機械を向けるとボスキート反応が3つに増えてます。
それでも今度は場所がわかるのか、各トライブ入り混じった混成チームで3体のボスキートにセイザーたちが向かいます。
倒されると、核っぽい赤い球を残して消えるボスキートたち。
残り1体になったところで倒された他2体の赤球が最後の1体のもとへいき、その1体の中に吸収されます。
そしてボスキート巨大化。
……あんだけでかくなれば超星神を呼んでも乗り込まれることはない気がするんですが、なぜか超星神どころかグランビーグルすら呼ばず巨大化ボスキートと対峙するセイザー達12名。
生命力の詰まっているだろう胸の赤球が弱点と踏んだ博士が、そこを狙えと指示すると、皆の必殺技援護を受けた天馬が、剣から武器(ソードですな)を借りてボスキートに突っ込みます。そしてジャンプというかむしろ空を飛んでボスキートの胸の赤球に剣を突き刺す天馬。
しかし威力が足りなかったのか、振り落とされ、ボスキートは今度は空を飛んで攻撃を仕掛けてきます。
ことここに至って、ようやく超星神を召還。
……最初に呼んどけよー……
回収されたばかりのはずのガルーダも復活していて、あっというまにダイセイザーになってボスキートと対決です。
しかし敵もさるもの、ダイセイザー大苦戦。その時、隙を見て堀口博士が照射した対ボスキートビームがボスキートに当たり(ここでダイセイザーに当たったらどうしようと本気で思った。セイザーだし)、ボスキートが弱ったところでダイセイザーの猛攻が始まります。
そしてあっという間にボスキート撃破。
ボスキートを倒した天馬たちがベースキャンプに戻ると、ボスキート探知機の爆発(照射ビームでオーバーヒートの末の爆発)のせいで、テントは崩れ、博士の帽子しか見当たりません。
「まさか博士は」そんな沈痛な表情を浮かべるセイザー達と、背後に流れる悲しげな音楽。
あのー。盛り上がってるところアレなんですが。
まず崩れたテントの下を探してみませんか。
そんな予想通り、崩れたテントの下敷きになっていた堀口博士を無事救出。
皆が無事ボスキートを倒したことを聞いて喜ぶ堀口博士の視界に、役目を終えて真っ黒にこげたボスキート探知機(含むボスキート弱体化光線)が入ってきます。真っ黒にこげたそれを手に取り、
堀口「こんな武器はあっちゃならんのだ」
(そしてボスキート探知機(以下略)を遠くに投げ捨てる堀口博士)
いやそれ武器と違うし。
っていうかそれ不法投棄だし。
あのー。堀口博士ー。
そんないくら真っ黒に焦げて完璧使い物にならなくなったからって、然るべきところに持っていって然るべき分解やら処置やらせず、山中に放り投げ捨てるってどうなのそれは。なんか凄い科学者が拾ってそれをもとに何か作っちゃたらどうするの。本当にあっちゃいけないと思っているのか超古代文明の遺産(から造ったアイテム)。
しかし誰もその行動にツッコムことなく、今日は博士のおごりで打ち上げだーと盛り上がりつつ山を下りる一行なのでした。
最後、天馬は山中で花を咲かせる見覚えのある花に優しく語り掛けます。
天馬「今度こそボスキートは倒したよ」
なんだかすっかりルカはヒロインです。他の女性陣の立場って。
そしてとうとう次回からラストバトルの幕開けです。