第42話 蘇える! 古代生命

 なんだか微妙にこれまでの展開と関係なく新たな展開に入ってきたグランセイザーです。
 見てて思います……
 最終回、そろそろのはずなのに、なんなんだこの展開。
 ちゃんと収拾つくのか心配ですよー(笑)。
 そんなわけでレビューです。


 今回、新たな異星人がウォフマナフからやってきました。
 そこはかとなく年代を間違えたアイドルっぽい格好です。
 なんていうか、もうちょっと何とかならんのか異星人たちの格好と思っちゃうんですが。



 さて前回、ロギアにトンデモ発言(「お前たちが本当に地球人なのかどうかもな」みたいなセリフ)された堀口博士は、もう一度ドルクルスを発掘した甲山へ。
 いつもの炎のトライブ3人の他に蘭も呼んで、何か新たな手掛かりがないか探すことに。



 いやだから、水晶板に超古代の物質を近付けるとその超古代の物質にまつわる超古代の映像が見えるっていう設定をここで思う存分活用しないでいつ活用する気か。



 あああ……なんだか水晶板の調査はすっかり蘭任せになってませんか、そこの超古代考古学者。
 水晶板に手をかざしてみるものの、何の新たな情報も引き出せず気落ちする欄に、みんな一応「気にするな」とか「いきなり言われて迷惑なのは蘭の方なんだし」というな声を掛けはするんですが、何だかんだとその場にいた全員で蘭にプレッシャー掛けてましたが。



 そんな中、今更ながらに甲山で新たな遺跡の発見がありました。
 原因はウォフマナフから何かの復活を命じられてきたルカ、甲山に封じられていたその何かの元へ行く途中、隠されていた(一見ただの壁)入り口を開いて遺跡内に侵入したため、閉じられずに残っていた進入経路の入り口が発見されたわけですが。



 ……第一話で発掘されてからどれくらい日数が経っているんでしょうか。なんで今まで誰も気付かなかったんでしょうか。あんなにわかりやすそうな遺跡なのに。(単に『壁の向こうは遺跡だった』状態。……気付けよ



 ――まあ、その辺は100歩譲って『だからこその超古代文明です』というオチで落ち着かんこともない。

 先に遺跡内に潜入したルカが目的を果たそうとすると、遅れて暢気に入ってきた堀口博士とセイザー達がやってきます。ルカはとっさに身を隠し、それに気付かないセイザー達。
 入った先に安置されていた一抱えほどのボール状のものを発見しますが、なんか爆発と言うか、それとも撃退用プログラムでもあったんでしょうか、攻撃を受けて博士と蘭が気を失います。
 セイザー達が見つけた重要アイテムを方って堀口博士と蘭を運び出し、病院へと向かうと、隠れていたルカが重要アイテムに封印されていた存在を復活させます……が、様子がおかしい。
 すくなくともオメガのようにウォフマナフの味方というわけではなさそうです。



 セイザー側の味方にはもっと見えないデザインですが。



 ボスキートというらしい、その新キャラは、見回りに来た警備の人を吸収して(後に残るのは服だけ)、更にルカに襲い掛かります。


 その頃、蘭と博士を病院に連れて行こうとしているセイザーご一向。(バイクの天馬が先導する形で、未加の運転する車に剣、蘭、博士)
 突然目を覚ました蘭が「恐ろしいモノが復活してしまう……遺跡に戻って!」(意訳)と訴えます。訴えられてる最中、余所見運転をしない為にも未加は車を止めて欄の言葉に耳を傾けていましたが、後続の車が来ないとなれば天馬も様子を窺いにやってきます。
 目を覚ましたとはいえ体調が万全ではない蘭、いまだ目を覚まさない博士、二人をとにかく病院まで連れて行かないといけない未加は天馬にいいました。

未加「急いで遺跡に戻って!」

天馬「は?」

未加「いいから早く!」


(セリフの意訳などあれど、つまり言っていた内容はこれだけ)












 ちょっと待って最重要項目「恐ろしい存在の復活」というひとことが確実に抜け落ちてますよ未加さんー!!!












 案の定、遺跡に戻った天馬はルカが身を守る為に出した戦闘員とボスキートの戦いを見て『戦闘員に襲われてる女の子を(ナックルライザーが反応してるから)新しいセイザーが助けようとしている』と激しい誤解をしてしまったじゃないですか。
 ボスキートを完全にセイザーだと思い込んでいる天馬は、戦いながら気軽に話しかけたり、ボスキートがバーニングファルコンを撃つ姿から「炎のトライブなのか」と言ってたり。





 ルックスで味方と言うのがありえないことに気付け天馬。

(まだロギアの方が仲間っぽいデザイン)





 ひととおり戦闘員を倒した後、ボスキートの攻撃はルカに向かいます。






 ルカも十分すぎるほど一般市民の格好をしてないんですが、そのことには全然気付いていない様子の天馬。






 もちろん、主人公としてルカとボスキートの間に入りますが、他のセイザーの技までつかボスキートに倒されてしまいます。っていうか生身でボスキートの撃ったバーニングファルコンを受けても無事な天馬はバーニングファルコンの必殺技としての存在を鑑みるにどうなんだ、それは。
 この時はようやく駆けつけた(しかし博士たちを病院まで送り届けた後と考えると異様に速い)未加と剣が出会う早々ボスキートに攻撃をかまし、一旦退かせます。







 やはり事前に重要項目が伝わっていると間違いがない。







 しかし天馬とルカも姿が見えません。


 天馬に助けられたルカは、天馬を人のいないコテージに連れ込んで、助けられた借りを返すため重症の天馬を不思議な力で癒していました。やはり自分の持つ生命エネルギーを相手に注ぎ込む、という力らしく、天馬の傷は直りますが衰弱したルカも倒れてしまいます。


 更にその頃、意識を取り戻した蘭の通信でボスキートという恐ろしい存在が復活したことと天馬の失踪を知らされるセイザー達。
 天馬捜索班とボスキート捜索班に分かれて甲山近辺の捜索に乗り出しました。
 風のトライブ3人組(ミラクル伝通院、ジャイアン涼子、アンラッキー仁←勝手に二つ名命名)がやってきたのは甲山にある小さな……村? それとも町? でした。
 3手に分かれて町なかを捜索する3人ですが、この町、やけにひと気がなく、洋服だけがあちこち散らばっている始末。




 い、いつからセイザーはホラー使用に……?




 しかし、伝通院先生は途中で郵便配達のおじちゃんを見かけます。声をかけますがバイクに乗ってるおじちゃんには聞こえなかったようで、伝通院先生に気付かず通り過ぎていきます。
 その後を追いかける伝通院先生。
 伝通院先生に気付かなかった郵便配達のおじちゃんは、小包を届けにとある家に到着。しかしひと気がないことをいぶかしんで家の中に入ってみると――





 ボスキートに襲われている家主が。








 そりゃあ、怖かっただろうなぁ……!





 郵便配達のおじちゃんの目の前で、家主の人はボスキートに吸収され、身に着けていたものだけがぽとりと落ちます。そう、これまでさんざん落ちていた服の数々は、すでに町のほとんど(全部)の人がボスキートに吸収されていたことを示していたのです。
 その場から慌てて逃げ出すおじちゃん。ここで追いかけてきた伝通院先生がさっそうと間に入るのかなー、と思っていたら。



 次の場面で、町に人がいないことを路上で話している風のトライブ3人組。







 追いかけてなかったのかよー!!!!







 そこにほうほうの体でやってきた郵便配達のおじちゃんに聞いた化物をボスキートと判断し、おじちゃんを置いて現場へ向かいます。
 ええ、もちろんおじちゃんは「行っちゃダメだ、俺を連れて逃げてくれ!」と縋っていましたが、涼子が、

涼子「そういうわけにはいかないの。あなたはここにいて」







 現在無事な人の安全を確保する為に誰か一人くらい護衛について逃がしてあげてもいいと思うって言うか、この場待機させてどうするの……







 ……哀れ、おじちゃんは3人組がいなくなってすぐ、現れたボスキートに吸収されちゃいましたとさ……!



 言われた家までやってきた3人の前に、ボスキートが現れます。



 ・・・・・・・・・・・・。







 やけに移動が早いな、をい。







 そんなわけで、次回に続く。






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