今回のお話もなんと言うか幕間に近く比較的あっさり進むストーリー展開だったわけですが、同じくとってもあっさりストーリーの展開した35話ダンシングドリーム(大地のトライブ・蘭中心話)と比較してなんでこうツッコミ甲斐がありそうなんだと思われる話の運びはとりあえず辰平が一応話の中心自分物だったと言えない事もないないかもしれない現実のせいでしょうか。(懐疑的)
っていうか。
あれを辰平メイン話だと言い張るならそれはなんだかとっても辰平が憐れに見えるようなというか。
……ありなのか。
……………………ありなんだろうな。
ではどの辺がどう憐れだったのかという感想も含めて、今回のレビューです。
物語の始まりは辰平の働く水族館でした。
本日は休日なんでしょうか辰平がイルカショーをやっている現場を見物に来ている天馬(職業:バイク便)と魚住(職業:看護士)です。
その後、ショーも終わり休憩時間と思しき時間帯に天馬と魚住は辰平からイルカについてのレクチャーをされます。
曰く、イルカは超音波で会話をするんだ、とか。ミックというイルカは辰平の先輩でかつ親友なんだ、とか。あとミックがイルカの水槽にやってきたマユちゃんという女の子の元に行くと、マユちゃんは滅多に喋らないけどイルカと会話ができるみたいなんだ、とか。
おそらく今回のお話のキーポイントの全てがOPの数分間で全て説明し尽くされました。
しかもなんだかとっても説明口調な一本調子です。辰平。(生温い微笑)
ああ、演技って大変なんだな……(遠い目)
それはともかく。
その後、水族館の別の飼育係のおじさんが真昼間から、いつの間に忍び込んでいたのか水族館内にいた異星人に襲われます。なにやら超音波攻撃を食らうおじさん。
そこに偶然駆けつけた辰平(上下のつなぎを着てたのでまず間違いなく勤務中)は異星人を生身の姿で追いますが、異星人が戦闘員を出してきて、それと戦っているうちに異星人には逃げられてしまいました。
いい加減、異星人を見かけたら(周りに人の目がないなら)まず最初に変身しろと申し上げたい。いや、なんども言ってますが。
異星人の襲撃を受けたおじさんは伝通院先生の勤務する病院に運ばれますが、飼育係のおじさんは鼓膜……というか三半規管? とにかく平衡感覚を司る部分が超音波で破壊されており、現在全身麻痺中。伝通院先生曰く、「初めてのケースだから治るかわからない」程の重体だそうです。
異星人の人体構造はわからないから怪我の治療はできないけど、地球人と違う構成物質で成り立つ異星人の身体に有害な物質を一目で見分ける天才外科医に、人体の構成物質が同じ地球人類でありながらそこまで言わせるとは、ホントに大変危険な状態と申せましょう。
辰平が取り逃した異星人のことを説明しているその間にも事件は着々と進行します。
異星人に操られたらしいミックたちイルカが目を真紅に輝かせ奇怪な超音波を発し始めたのです。
超音波攻撃を受け、続々倒れる見物客たち。もちろん、続々と伝通院先生のいる病院に運ばれていきます。
他に病院はないんか。
――と、まったりツッコミしつつ実はイルカ超音波被害はコレだけに止まっていなかったのです。
堀口博士の研究所に集った天馬、未加、剣、誠、魚住。
病院はどうしたそこの白衣の天使。
あ、もちろん堀口博士と、みんなを招集したらしい御園木課長と部下の沖田の姿もあります。
えー、なんと大変なことに。
水族館のみならず、イルカ生息地の海からも人間を襲う超音波が発生しているといういではありませんか。
・・・・・・・・・・・・。
――いやまて落ち着け。
一瞬脳裏にどれだけ早い被害の拡大進行状況だというツッコミが浮かび上がりましたが、まだ誰も別に辰平の働く水族館が発生源だとは言ってません。
そう、別に他の県やどっかの海域で被害が拡大している最中、とうとう辰平の働く水族館にもウォフマナフの異星人の魔の手が伸びた、と考えれば何の破綻も……
「ここが発生源だ」
「ここ……辰平の水族館!」
ビンゴかよ。
この会話に至るまでの間に、全国の水族館の営業停止や、イルカのいる水族館、イルカの生息海域近辺の住人の避難とかがされていたようですから昨日今日の話ではないと思うんですが……
でもですね。
件のマユちゃんがすでに閉鎖された水族館に取り残されているんですよ。
……だれかここに至るまでの事件の経緯をわかりやすいタイムテーブルにして教えてください……!(むせび泣き)
……ちょ、ちょっと自力でまとめてみよう……
1.辰平の勤務する水族館のイルカが異星人のせいで人類に有害な超音波を発するようになった。
2.しかもそれはその水族館を中心にどんどん広まり、このままでは世界中がその超音波に覆われて人類は死滅するしかなくなるらしい。
3.ところで、マユちゃんがミックに会いに水族館に行ったまま戻ってこないらしい。
4.ちなみに水族館はすでに国防省の手により封鎖されてます。
……つまり、被害がだいぶ広がってからやっと水族館の閉鎖が決まったのがついさっきで、とにかく閉鎖はしたけど確認が甘く水族館にいたマユちゃんを発見しそびれていると?
つまり事件は現在進行形。会議室じゃない、現場で起こってるのか。(遠い目)(ていうかだからさ国防省の人はさ、なんて言うかさ……!)
っていうか水族館を閉鎖している国防省の人、母親が「中に娘がいるんです!」って涙ながらに叫んでいるのに「現在閉鎖されています!」のひと言で済ますなや……
ちなみに、イルカが全ての元凶だという前提で話を進める御園木課長たちに対し、剣が「イルカは優しい動物だからそんなことするはずない!」(意訳)と反論したり、天馬も辰平から聞いた異星人情報を元に「異星人がイルカを操ってるんじゃないか」説を披露しますが、当の御園木課長は異星人目撃者が辰平しかいないことから信憑性のない話で動いている場合ではないとばかりに耳を貸しません。
もの申してよろしいか。
グランセイザーからの『異星人と戦った』という証言を信憑性がないと言われても。
それを信憑性がないといわれても……!
じゃあ、信憑性のある話ってどないやねん……!!!
これがまあ、イルカが原因だ、という話が広まった後に辰平が言っていたから(イルカの調教師見習いやってるならイルカを庇うだろうから)信用できないって言うならまだわかるんです。容疑者に近しい人(家族、恋人など)からのアリバイ証言に威力がないのと同じ理屈だろう、と。
でも辰平が異星人と遭遇してそのことを話してたのはイルカ事件が起こる前であって、辰平がそんな嘘を言うメリットなどないわけですよ。
御園木課長内におけるセイザーの位置づけって一体……(遠い目)
さて、水族館閉鎖を聞きつけたのか、水族館にやってきた辰平はマユちゃんのお母さんの話を聞いて「マユちゃんは俺が助けます!」と水族館の中へ。その時、イルカの超音波攻撃が発生しマユちゃんの母親とこうなることは事前にわかっていそうなのに超音波対策をまったく取っていなかったためばたばたと倒れる国防省の人を尻目に、辰平は苦しみながらも水族館の中へ。
辰平が水族館に取り残された女の子を救いに水族館に入っていったと報告を受けた沖田(って言うか誰だ、報告したのは……)から辰平のことを伝えられた天馬と誠と魚住も水族館へ向かいます。
その頃、変身すれば少しは超音波攻撃の威力を軽減できるかもしれないことにようやく気付いた辰平が変身してから辺りを見渡すと、ようやくマユちゃんを発見できます。
しかし一般人には基本的に秘密にされているグランセイザー。
マユちゃんは目の前に突然現れた黒でハイレグ調の模様の入った青地の全身タイツ及びプロテクターその他装備の異様な風体の人がいつものイルカのお兄ちゃん(辰平自称)と気付かず、辰平から逃げ出してしまいます。
ちなみに物語が始まってから最後まで、みんなが超音波に苦しむ中マユちゃんはやたら元気です。(何者ですか)
ミックの水槽近くまで逃げるマユちゃん、追う辰平。しかし震源地が近いと益々威力を増すらしい超音波攻撃に辰平の変身は解けてしまいます。
マユちゃんの目には果たして変身が解けたと見えたのか、それとも突然現れたイルカのお兄ちゃんが苦しんでいる、と見えたのか、今にも事切れそうな辰平を見て、マユちゃんは「ミック!」と発信源のイルカの名前を叫びます。
するとそのひと言から正気に返ったらしいミックの身体から弾き飛ばされる異星人。
ついに姿をみせた異星人に変身済みの辰平が襲い掛かります。
いつの間に変身してるんだ、お前ー!
さっきまで……ほんの一瞬前まで変身が解けてたくせに……!
その頃、ようやく水族館内に入ろうとしていた天馬、誠、魚住は入場口付近までやってきたマユちゃんを無事に保護。
そして堀口博士の研究室で持ち込まれていた超音波発生源探査装置(勝手に命名)を見ていた未加から、超音波の発生源が移動したと連絡が入ります。
異星人と交戦中の辰平が浜辺に移動したことにより発生源が無事イルカから外れたのです。
しかしその辰平はというと、敵の超音波攻撃に手も足も出ず。
未加から連絡を受け、ナックルライザーで辰平とも連絡を取ろうとしたところ辰平がピンチであることを知った天馬と誠も現場に駆けつけますが、ひとかたまりなってしまったため3人揃って敵の超音波攻撃にさらされ、一気に大ピンチ。
しかしその時、辰平たちの危機を感知したらしいミックが音頭を取り、水族館のイルカたちが一斉に発した超音波が異星人の超音波を打ち消します。
それどころか異星人はイルカたちの超音波にひどく苦しみ始めます。
その隙を逃さず一気に片をつけようと、異星人の超音波が打ち消され復活した天馬と誠が異星人に詰め寄りますが、「こいつは俺がやる!」とばかりの気迫の辰平に止められます。
イルカたちを使って人類滅亡を図った異星人に対し激しい怒りを燃やす辰平は、必殺技を異星人に叩き込みました。
イルカの超音波攻撃で苦しみのた打ち回っている異星人に。
戦う気力すら残ってなさそうなほど苦しみ弱っている異星人に。
……さすがグランセイザー。
全く容赦がありません。
っていうかヒーローとして正しい戦い方ですかそれは……?
地球も守る戦士が勝ったというのに、なぜか妙に胸中に湧き上がるやるせなさはなんでしょうか……
いや、やっぱさー……お約束でもなんでもいいからヒーローには常に正々堂々と敵に打ち勝って欲しいって言うか。
放っておいてもそのまま力尽きそうなくらい弱っている敵に必殺技をぶち込んだところでこのくらい弱った相手じゃなきゃ倒せないんだーとしか思えないというか、もうちょっと辰平を格好よく見せてあげてもバチは当たらないんじゃとか。
ええまあ、思うところはあったわけですが。
最後は平和な日常を取り戻した水族館で、辰平のイルカショーを観に来た天馬(だから仕事はどうしたそこのバイク便)、魚住(だから以下略)、誠、そしてマユちゃん母娘。
突然、マユちゃんがしゃべりだし、「ミックがずっとともだちでいようって!」とイルカの言葉を通訳します。かくして天馬たちは身近な人間の友人たちにこちらこそよろしく、と挨拶をして終わったわけですが……
娘が喋ったことに驚き、感極まるマユちゃんのお母さんにびっくりです。(語られないドラマを見ました)
っていうかなんでマユちゃんがあの超音波の中全然平気だったことをだれも問題にしないの……
(身体の器官が破壊されるのだからイルカと意志が通じ合えるとかでどうにかなる問題ではなかったと思えるのですが)
……次回は未加が大変な様子なんですが。
いや、地球のピンチがどうとかでなく。
もしや天馬を巻き込んでの恋愛騒動でも起きるのかという方向で。
どうなりますかね?
まあ、グランセイザーにおいて報われない恋愛は結構重要な要因っぽいですが。
(カリンとか)(仁とか)(辰平とか)(ラディアとか)