今回は普通と言うかなんと言うか。
ええ、まあなんちゅーか、予想はついていました。
なにせ前回と前々回はロギア編大フィーバーでしたからね!
視聴者的には息抜き息抜きー。
…………だと思ってたんです。EDテーマが終わったその時までは。
次回予告の流れるその時までは。
――と、いうわけで。
今回はむしろ気持ち的には次回予告に重点を置いたレビューで行きます(笑)。
はりきっていってみよー。
OPは前回までのロギア編がなかったものであるかのようにこれまでのあらすじも何もなく、加賀のその後が語られることもなくどこかの公園で踊っている若者たちです。
蘭のダンス仲間なんだろうな、というのはわかるんですが(蘭が一緒に踊ってるし)……
素人目に見ても蘭一人だけダンスが下手に見えて仕方ないんですが。
まあ、蘭役の俳優さんはグラビア女優であってダンサーじゃないですけどさ……
OPテーマとCMが明けて、未だ練習中の蘭たちを見つめる謎の(というかどう見ても宇宙人)視線――
その後、ダンスの練習も済んだ蘭の仲間たちが各々帰り始めます。蘭も友人のユウコと帰る途中、先ほどまで練習していた公園の舞台でユウコがダンスのオーディションを受ける話を聞きます。受かれば本場ニューヨークに留学できるらしいそのオーディションに蘭も誘われますが、グランセイザーとしての使命がある蘭ははっきり返答することができません。
その後、堀口博士の研究室で蘭はセイザー女性衆に夢と使命の板ばさみ状態な現状の悩みを打ち明けていたようです。魚住も「夢を諦める必要なんてないよ」と励ましますが生憎魚住は夢(ナース)を叶え済み。あんまり魚住の言葉は蘭の胸に響かなかったようです。
もっとも魚住は叶った夢の業務をおざなりにしがちな傾向が見受けられますが。
それはグランセイザーとしての使命にも言えることではありますが。
「グランセイザーである限り、夢とか持っちゃいけないんだよ」(意訳)という蘭のセリフにぐぅの根も出ない未加と魚住でしたが、残る一人涼子は、夢を諦めなければならないなんて誰も言っていない、自分で決めていいことなんだから、とはっぱをかけます。
ちなみにそんな涼子はグランセイザーの使命のため夢を諦めた人種だったりしますが。(31話参照)
その頃、蘭のダンス仲間が戦闘員と今回登場の新手の宇宙人に拉致されます。
…………なんというか、常々思うんですが。
なんでセイザーの事件現場はこんなに人気がないんでしょうか。
いや、そりゃもちろん敵さん方だってそういう他人の目に触れない時を選んでるってのはあるでしょうが、それにしたってセイザーってモブ少なすぎではないかと……そこは無人の街ですかー……?
それはともかく、ダンス仲間が攫われたことを知らない蘭は、ユウコと共に急に連絡が取れなくなった仲間のアパートへ向かいます。もしも病気で倒れていたら大変だというまっとうな理由です。しかしそこでアパートから出てきたダンス仲間に誘われるように人気のない工場地に誘い込まれた蘭とユウコも宇宙人に襲われます。
ユウコがいるためセイザーへの変身を躊躇った蘭は生身で宇宙人に立ち向かいますがもちろん歯が立たず。ピンチになぜか天馬が駆けつけ、敵は一時撤退しますが、蘭を庇った裕子が足に怪我を負っていました。
で、運ばれたのはもちろん伝通院先生の働く病院。
伝通院先生によると「骨折は免れたがじん帯にひどい損傷。完治するかわからない」というお言葉が。
ちなみにユウコが寝かされている病室はセイザー達にはお馴染みのいつもの病室です。
そう、セイザー(松坂)とか高名な博士(和久井博士)とか宇宙人(ルシア)とかセイザー(松坂、伝通院先生)とか宇宙人に憑依された死体(タクミ)とか宇宙人の霊に憑依された宇宙飛行士の娘さんとかがいつも寝かされていると思しき例の病室です。
……そう考えるとあんまり寝たくない病室のベッドですが……
自分はもう踊れない、と思ったユウコはいきなり投身自殺しようとしますが、蘭の必死の説得により思い止まります。
しかし更にその後、どうも宇宙人に操られてしまっているらしい蘭のダンス仲間がやってきてユウコを病院から拉致。
どういう管理体制ですか、この病院。(何で誰にも気付かれないの)
ところで蘭が伝通院先生と魚住にユウコの自殺未遂を話したとき、他にも「本当は私も迷ってるからユウコに偉そうなことは言えない」と悩みを打ち明けた(相手間違ってませんか)蘭に、伝通院先生は、
伝通院「迷ったり苦しんだりしている時は答えが見えていないだけだ。本当はわかっているはずだ、なにをすべきか」(それなりに意訳)
――と、励ましたりしてくれるのですが。
自分の中で答えがわかりきってしまっていたがために間違った方向で全力疾走した挙句色んな暴走行為を見せてくれるのが伝通院先生なわけですが。
(あまりに語るべきポイントが多すぎて語りきれない)
……やっぱり励まされたんだろうか、蘭……
さて、その後もダンス仲間の拉致は続いており、他のダンス仲間とも連絡が取れなくなったことをまだ無事だったダンス仲間の女の子から聞かされた蘭は、自分も仲間の探索に乗り出します。(すでに天馬、未加、涼子が宇宙人の探索中)
涼子と合流したところで戦闘員に襲われ、さっさと変身すればいいものを生身で対抗しようとするからその隙を付かれ二人は囚われてしまいます。
辛うじて涼子が未加に緊急事態を知らせることに成功。
しかしこの程度のピンチではグランビーグルの出番ではないらしく天馬と未加は天馬のバイクに二人乗りして出動です。
戦闘員たちに連れて行かれた蘭と涼子は、攫われていたユウコと、様子のおかしくなった行方不明中のダンス仲間を発見します。
宇宙人はウォフマナフ所属ではなく、そこと取引して戦闘員とか作っている武器商人で、今はウォフマナフの依頼で地球人を使用した生物兵器を作る為のサンプルに蘭のダンス仲間を選んだようです。
わざわざ日本を選ばなきゃ成功した試みでしょうに。
もちろん、あわやというところで天馬たちが駆けつけ、蘭はユウコに「ここにいて」と言った割にはその待たせたすぐ場所で敵との戦闘を繰り広げ、危うくユウコに敵の攻撃が当たりそうになる(至極当然の結果)のを身を呈して庇ったりしつつ、宇宙人を倒すのでした。
今回もいっそすがすがしいほどセイザーの守秘義務は守られていませんでした。(蘭は最初はセイザーであることを隠そうとしてましたが、最終的には「ここで待ってて」といいつつ、そのすぐ傍で変身するわ、戦闘を繰り広げるわ)
蘭はユウコにセイザーであることを打ち明け、「みんなの夢を守る為に私は戦う。だからもう一緒にダンスはできない」(意訳)と迷った末に見つけた自分の決意を語ります。
その後、ダンサーの夢に向かってもう一度歩み始める為、リハビリに励むユウコに「いつか戦いのない日が来るから、蘭も夢を諦めないで」と励まされて終わります。
ところで、天馬の夢がバイクのレーサーだなんて今回初めて知りましたよー。(生温い微笑)
――で、次回予告なわけですが。
「突然巻き起こった異星人同志の戦い! 凶悪な犯罪者くりみねる(?)(聞き取れない)がエネルギーを狙って地球にやってきたのだ! 仁は宇宙刑事とコンビを組んでくりみねる(?)を追う! 次回、『さらば相棒!』お楽しみに!」(ほぼ全文)
宇宙刑事!
宇宙刑事!!
宇 宙 刑 事 !!!
宇宙刑事!!!!
(落ち着け)
え、え、ええええええ!?
ひょっとしてコンマ1秒で変身するんですか!?
もしかして男だからくよくよしちゃいけないんですか!?
まさか愛は躊躇わないことだとか言っちゃいますか!?
涙にさよならして勇気によろしくの挨拶しちゃいますか!!?
(落ち着けというに)
ギャバ●とか▲ャリバ●とか▲ャイダーっていーすととれじゃー(微妙に英訳)でしたっけ!!?
っていうか、あったんだ、ちゃんとそういう組織って言うか存在!
――でもこれでうっかりただの宇宙刑事じゃなく某S.P.D系列(10ch)の方の刑事だったらいっそう素敵なのに(東★と東■の夢のコラボ)とか思った梅雨直前の夏日陽気でありました……!