第22話 見よ! 合体超星神



 ・・・・・・(←テレビ東京のグランセイザー公式サイトを見てきた)
 あのー、水のトライブとかインパクター星人とか新キャラの紹介が追加されてたりカリンのキャラ紹介の内容がリニューアルされてたりするんですが……

 カリン : 宇宙連合尖兵『アケロン人』
 インパクター星人たち : 宇宙連合が送り込んだインパクター星人の一人











 宇宙連合!!?





 なんだよ、地球は連合狙われているのか!?
 ……なんだろう、このネタ(宇宙連合)は私が見ていない10話以前に語られている内容なんだろうか……? なんつーか、テレビ本編と関係ないところで動揺しつつ今回のレビューです。


 いや、驚きました。よもやアケロン星人とインパクター星人が同じ組織から派遣されていたとは。
 しかし仮にも連合というからには司令官とかもいるはずで、作戦会議とかも事前にしてるはずで、なのになんで太陽系消滅計画と同義語の人類抹殺計画案が通ったのかが不思議でありません。
 宇宙には馬鹿しかいないのか。

 それはさておき。
 堀口博士と御園木課長がどのトライブにも属さないガントラスとは一体どんな超星神なのか、天馬が聞いたと言うガントラスらしき声は一体なんなのか、頭を悩ませていた頃、ルシアの治療をほぼ終えたロギアはルシアにグランセイザー抹殺の任務から外れるよう命じます。




 前回の終わりのナレーションでグランセイザー打倒と言われてしまってましたが、やっぱりインパクター星人としては抹殺を主張したいところのようです。
 ちなみに、インパクター曰く人類抹殺計画の方は、相変わらずOPのナレーションでも太陽系消滅計画と呼ばれています……




 しかし、ルシアをこれ以上戦わせたくないようなそぶりをみせつつ、スーツの機能を3倍にする代わり使用者は命がないという物騒なパワーアップ装置をその辺に放りっぱなしとはこれいかに。
 案の定、ルシアはパワーアップ装置を手に不穏な様子です。



 一方、前回涼子ともどもハブにされ、気が付いた時には太陽系消滅計画(←セイザーたちの認識だと)がひと段落着いてしまっていたパパラッチ反町は、わざわざ病院を訪ねて魚住に「なぜルシアを逃がしたのか」詰め寄ります。
 その場には伝通院先生や天馬もいたわけですが、「傷付いた人を放っておけないor殺し合いはしたくない」派な3人と「殺らなきゃ殺られる」派の反町との間で意見が食い違っていました。
 ……こういう件に関してはそれこそ人それぞれどっちの意見を支持するか別れる所だと思うので、私の意見は述べませんが……
 みなさん、12話位まで続いたアケロン人編を思い返してください。










 あっさりさっぱりきっぱりすっきり何の躊躇も躊躇いもなく




カリンを倒しているんですが。










 あまつさえ、伝通院先生に関して言えばいつのまにかカリンと相思相愛だったのにも関らず。







 ――私が伝通院先生たちの意見に素直に頷けなかったのは、きっと↑が原因だと思います。









 なんて説得力に欠ける事甚だしい……!









 やはり、ということか……



 さて、不穏な様子のルシアは、一人一人が相手ならセイザーたちは敵ではないという事実を最大限利用すべく、何かのアイテムを使って複数箇所のセイザーたちに同時に攻撃を仕掛けます。
 伝通院先生の車の置かれた駐車場、路上に駐車された無人の赤いオープンカー(所有者:仁)、どっかの道端、引ったくり犯だか何だかを追っている途中階段手前で乗り捨てた神谷の自転車の傍、そういうところにカードを置いて行くルシア。

 この際、行動範囲がストーカーだという考えはあえて無視の方向で行きましょう。

 ルシア本人は配達中なんだかただバイク転がしてるだけだかの天馬を襲います。
 「一人一人なら敵ではない!」というルシアに対し「こっちには仲間がいる!」早々に仲間に連絡をとる主人公。










 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






 ええ、まあ、自覚ができたことはイイコトなんですが。





 しかし、仲間達の方も、事前にルシアが仕込んだカードからルシアの幻影が現れ、しかもその幻影、セイザーの攻撃が効かないくせいにセイザーへの攻撃は通ると言う反則モノ。
 とはいえ、その仕掛けにいち早く気付いた伝通院先生がカードのことを伝え、皆あっという間に天馬の元へ集まります。そして一気に多勢に無勢。
 一旦ルシアは高速移動のような移動方で逃げるも、なぜか逃げた先でセイザー達に待ち伏せされています。




 そろそろどっちが悪役だかわからなくなってきました。




 しかもセイザー側は気が付けば全員集合。
 ルシア、大ピンチ!
 相変わらず「自分たちの星へ帰って!」という説得を続ける魚住の言葉に耳を貸さず――というか。

 そりゃあ宇宙連合なるものから派遣されてる身としては、やっぱり人類抹殺計画はイヤですなんて言って戻ったところで軍法会議とかに掛けられちゃって死刑とかに処せられてしまうのではないでしょうか。

 魚住さんにはぜひ、作戦を放棄して帰ったあとでどういう扱いを受けるかということも考えてあげて欲しいと思います。



 さてさて、追い詰められたルシアはルシアとパワーアップ装置が消えたことに気付いて慌てて駆けつけてきたロギアの制止も振り切って、スーツの力を3倍にするが使用者は命がなくなるパワーアップ装置を使用し……






 巨大化します。














 …………うわあ………っ!













 な、なんだかあんまり見かけない巨大化です。普通、ヒーロー側(ウルトラマンとか)にしか許されそうにない巨大化です。
 ルシア、変身後のスーツ姿のまま巨大化。
 しかも、ロボに乗り込んで対峙するセイザー達に対し、不可視迷彩影分身まで駆使して圧倒します。
 加えて巨大化したことにより理性も失ったのか、必死に呼びかけてくるロギアのこともわからなくなってしまっている様子です。
 巨大化してセイザー達の超星神を上回るスピード、パワーで圧倒するルシア。逆にピンチに陥るセイザー達。
 その時、ガントラスを乗せたクラウドドラゴンが現れ、セイザー達超星神は吸い寄せられるようにガントラスを核として合体を始めます。
 そして、ついに完成!















 合神獣王 ダイセイザー !!















 ・・・・・・・・・・・・









 微妙……





 いやもう、どの辺から突っ込めばいいのやら……? とりあえず、その両手じゃ絶対細かい作業はできないよねあははー。



 かくして、圧倒的な強さでルシアをのしまくるダイセイザーなのですが、どうも様子がおかしい。勝ち負けで言うなら勝負は当についているのになぜかルシアへの攻撃をやめようとはしない。
 その謎は、突然セイザー達の脳裏に浮かんだ、超古代文明が滅んだ時の様子とともに判明しました。
 乗ってる4人の心がひとつにならないとダイセイザーを自分たちの意思で動かすことはできないと言うのです。



















 それ、一生ダイセイザーを自分たちの意思で動かすなんてできないじゃ…?













 ……という心配も何のその、魚住の説得(倒してもその復讐にまた次の相手が現れてしまう、そんなことは止めないと、とゆーよーな)によりどうやら全員の心がひとつになったらしく、ようやくルシアへの攻撃を止めることができます。
 ルシアは再び高速移動だか何だかでどこかの川辺へ逃げ、しかしパワーアップ装置を使った反動で光の粒となって消えていきます。変身に使うカードだけを残して……
 そして一足遅く駆けつけたロギアは唯一つ残されたカードを手に悲しみの雄たけびを上げるのでした。












 ……いやほんとどっちが悪役だかわかりません。



 一方、そんな事情を知らない魚住は夕暮れの橋の上でルシアの無事を祈るのでした。完。(いや、「完」言うな自分)














 ……まあしかし。宇宙人たちは侵略しに地球に来ているのだということをいい加減誰か自覚してください。
 言葉だけの説得であっさり帰るくらいならなんでわざわざ太陽系まで足を伸ばすと言うのか。
 ……そもそちゃんとした話し合いすらほとんどできないけどな……














 かくして、ロギアの目的が人類抹殺(あくまでインパクター星人視点)からセイザー達への復讐に変更されたらしいところで次回に続きます。






 そろそろ宇宙連合から新しい宇宙人の一人くらい届きませんかねー。





 ところで、神谷が追っていた引ったくり犯だかなんだかはどうなったんでしょうか。
(神谷、自分の自転車のところには手ぶらで戻ってきたので。……逃げられた?)





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