第10話 侵略! アケロンの罠

〜まず前回のおさらい〜

 どうやらグランセイザーたちは仲間割れを起こしている状態だったらしく、双子と水瓶と天秤のグランセイザーに「射手と牡羊と獅子(主人公チーム)はグランセイザーの力を悪用して世界を滅ぼそうとしている」だのなんだのと火種の原因となるウソを教えていたカリンという女科学者が、実は地球侵略を狙う宇宙人だったことが判明。水瓶と天秤はカリンの元から離れ主人公チームと合流、双子だけが未だそれを知らずカリンと一緒に行動中。ついでに、主人公チームのおやっさん的存在の博士が、グランセイザーの力を日本の国防に利用しようとしていた人に拉致ってしまわれ行方不明状態のようです。

〜そして今回〜
 えー、あまりの展開の速さにどういう順番だか覚えてないんですが、覚えてる限りのことを。

 おやっさん(博士)をさらったのが、水瓶・天秤たちではないことをようやく知った射手と牡羊。いつも色々便宜を図ってくれる御園木(おやっさんを拉致った犯人)によもやその相手が犯人とも知らず、相談の電話をかけてる最中、おやっさん&御園木(および御園木の部下の特殊部隊隊員たち)がカリンの襲撃を受けます。襲撃中拘束を解かれたおやっさんが自分の居場所を伝えると、管轄外の場所だから行くのを渋る警官の山羊を置いて、射手と牡羊は変身して救出に向かいます。(この時、水瓶と天秤は双子を説得するため出かけた後でした)
 が、前回の傷でも癒えてなかったのか、特殊部隊は簡単に蹴散らしたものの、カリンは突然苦しみ出して主人公'Sが来る前に途中退場。
 特殊部隊があっさり蹴散らされた御園木は、180度手のひらをひっくり返し、地球の平和を守るためにはやはりグランセイザーが必要だ、自分たちは後方支援に当たる、と言い出しました。
 どうやらこれまで宇宙人らしい宇宙人が出てなかったようで、「グランセイザーの力は地球を滅亡させるような力に対抗するためにある」というようなことを言ってたおやっさんを「誇大妄想」だと言ってたくせに、宇宙人の攻撃にそうとうびびったようです。

 さて、宇宙人形態から人間形態に変身したカリンが隠れ家らしきところに戻ると双子が、カリンがどこに行っていのか問い詰めます。「裏切りもの(水瓶・天秤)の始末に行ってた」というカリンに、相手が宇宙人であることを知らない双子は「いくらあなたでもグランセイザーふたりを相手にするのは無理だ」と言います。

 ツッコミどころはそこじゃない気がするんですが。


 自分でツッコミ入れようにもツッコミどころが多すぎてツッコミ不可能です。


 「あなたに仲間は殺せないでしょう」というカリンに、双子はあっさり「今は地球を守ることより貴女の方が大事」と言い切ります。

 それでいいのか、グランセイザー……

 そんな告白真っ最中の中、ダメージによる体調不良か、変身が解けかけて正体を現しそうになってしまったカリンは別室に引きこもり、そのただならぬ様子に驚いて後を追って部屋に入ろうとした双子は「この姿を貴方に見られたら生きていけない」というような台詞を言われ、部屋に押し入ることはせず、相変わらずカリンの正体は知らないままです。

どうもノリが子供向け番組ではないような気がするのですが、そもそもこれまでの急展開に子どもたちはついて行けてるのか心配になってきます。

 カリンの正体を知らない双子は説得にやってきた水瓶・天秤を敵とみなして戦闘状態に突入。「カリンはアケロン人という地球侵略を企む宇宙人」という説明にも耳を貸しません。恋は盲目。
 時を同じくして、双子・水瓶・天秤たち近辺まで追いついた射手を正体を現したカリンが迎え撃ちます。
 追い詰められる射手。カリンが今にも止めをさそうとした時、自分たちではないどんぱちに気付いた双子が現れます。声(とおそらく格好)で射手を殺そうとしている宇宙人がカリンと知った双子は、激しく動揺しつつも(そしてどうやら相思相愛だったらしく、「他の地球人は滅亡させても貴方だけは助ける」とのカリンの言葉を振り切り)「地球の平和を守るのがグランセイザーの使命だ」というようなことを言い放ちつつカリンを倒すのでした。


 ……あれ?




 あなた、数分前と意見が変わってますが、双子座のひと……
(やはり顔か? 顔なのか?←正体を現したカリンはどう見てもザ・バケモノなので)


 何はともあれ、これまでの誤解をといたグランセイザーたちは改めて地球の平和を守るために共に戦うことを誓うのでした。

 ……というような感じの内容が30分で行われたのですが、すごいボリューム感です。
 本来少なくとも1時間くらいかけてやるべきネタに見えるんですが、どうなんでしょうかそこんとこ。
 ぜひ、来週も見たいと思います。




戻る