第1話 目覚めよ!星の戦士



 某TUT●Y●の半額キャンペーンでビデオを借りて見たので、せめて熱く胸に刻まれたシーンだけでも語ろうかと書き始めることにしました。
 ……事前に言わせていただくとするならば。
 第一話からあんまりすぎやしませんか(笑)。
 では、レビューの開始です。


 最初の話だけあって、まだセイザーでもなんでもないごく普通の一般市民としてバイク便のバイトに励む天馬から話は始まります。
 しかし「あー普通普通」と思っていた時でした。
 配達途中、一方通行の道を逆走してくるチンピラの乗った車をウィリーどころか飛んで飛び越えてかわす天馬。



 どこのスタントマンだ、キミ。



 天馬は交通ルールを無視して危険な走行をしていたチンピラ達に普通に怒り爆発して、チンピラたちは自分たちのことを棚上げして驚かせてくれた天馬に怒って、互いに突っかかります。
 2対1とは言え、いくつもの修羅場でもくぐってきてたんでしょうか天馬がチンピラ’ズをコテンパンにのしていると、天馬に殴り飛ばされたチンピラたちが偶然通りかかった未加と堀口博士の乗る(運転:未加)車の前へ。



 もう少しで天馬に(最低でも)傷害致死の前科が付くところでした。



 チンピラ達をのして「交通ルールはちゃんと守れ」と得意気な天馬に、危うく人を轢いてしまうところだった未加が「あんたもね」といきなり平手打ち。
 これが二人の最初の遭遇でした。
 その後、天馬と未加はにらみ合うも堀口博士の制止とバイト中だったことを思い出した天馬の逃走(仕事を再会したとも言う)により、第1ラウンド終了。

 未加と堀口博士は発掘現場に向かっていました。超古代文明の遺跡だか遺産だかを掘り当てようと言うことらしいです。
 するとそこには報道陣が詰め掛けていました。超古代文明のものなんて本当にあるのか、単なる売名行為ではないかと言われ、

堀口博士「地球誕生から考えれば我々人類の歴史など一瞬にしか過ぎん。ならば超古代文明があったと考えるのが当然じゃないかね」(うろ覚え)

 えー、うろ覚えですが、堀口博士は間違いなく超古代文明はあって当然だという返答をしていました。えぇまあ、実際あったわけですし。(セイザー世界では)
 でもね。



 そこはせめて「超古代文明があったとしてもおかしくはないと思わんのかね」が適切だと思いました。



 ……堀口博士はこの頃から国語が不自由だったんだなー。
 ちなみに無事超古代文明のオーパーツ、ぶっちゃけ、超星神ドルクルスを発掘しますが、博士はなぜか未加に「発掘は失敗した」と発表するように伝えます。

 その頃天馬は御園木課長(この頃は職業謎のパトロン)に堀口博士の元に届けモノを頼まれます。
 更に堀口博士の発掘失敗がニュースとして流れている頃、「嘘に決まっている」と確信している佐伯カリンが電話で何事か連絡中。

 堀口博士の発掘現場近くまで辿り着いた天馬ですが、警備の人が発掘現場に入れてくれません。指定の届け時間まで時間がなくてあせる天馬ですが、騒ぎを聞きつけた未加がやってきて、「あたしが届けてあげる」と天馬から御園木課長の荷物を勝手に奪取。
 しかしバイク便の兄ちゃんとしては受け取りのはんこをもらわないと仕事が終了しないわけですから、咄嗟にフェンスを乗り越えると未加から荷物を取り返そうとします。しかし未加の後ろ回し蹴りにより撃沈。第2ラウンドは未加の圧勝。
 発掘現場にベースとして立てられたテントに荷物を持ってきた未加。ちょうどそのタイミングで荷物――携帯が鳴り御園木課長から連絡が入ります。なんでも盗聴防止用の専用の通信機器だとか。

 あっという間に日は暮れて、回し蹴りを食らった後放置されっぱなしだったらしい天馬が目を覚ますとそこには剣がいました。



 っていうか気絶した人間を放置してるなや……。



 未加から事情は聞いていたらしい剣、「博士に会いたいんだろ?」と天馬を博士の居るテントまで案内します。
 警備の目をくぐりぬけ、最後のフェンスを乗り越えれば見える範囲にテントがある、という場所まで来たときでした。



 そこにはやはりフェンス手前でたたずむコートを着た男性っていうか伝通院先生が。



 伝通院先生、なんとフェンスを軽く跳び越えていきます。



 どういう医者だー!!



 しかし不法侵入の現場を見つつも自分たちも不法侵入者なせいかまったく気にした様子がない天馬と剣は(特に天馬が)それ(不審人物)どころじゃない、急がねば、とフェンスを乗り越えようとして――

 見事に警報機作動。

 しかし先に侵入した伝通院先生がいたのでむしろ問題なしでした。
 あっという間に警備の人に囲まれた伝通院先生。
 ここから彼のミラクル行動が幕を開けました。

 変身するや否や「レムルズハリケーン」なる技で警備の人たちをふっ飛ばしまくる伝通院先生。

 突如、(近くにセイザーがいるせいでしょうか)セイザー覚醒の証、射手座の刻印が左手に浮かび上がった天馬に気付くや否や、天馬に当身を食らわし気絶させいきなり拉致して逃走する伝通院先生。










 伝 通 院 先 生 ・・・・・・ !










 あんた何がしたかったんだ……!!
 (警備の人吹き飛ばして、天馬を攫っただけですよ……何しに来たんだ



 騒ぎを聞きつけた未加と博士が来た時には、伝通院先生は天馬を拉致して逃走した後でした。
 伝通院先生……っていうか、セイザーに天馬が攫われたことを剣から聞いた未加は、変身して助けに行きます。
 ……行くのはいいんですが。



 伝通院先生が逃げ去った先に心当たりでもあるんだろうか……?



 その頃……っていうかしばらくして。
 気絶させられていた天馬が目を覚ますと、どっかの廃ビルのベッドに寝かされていました。そして天馬を囲むように佇む伝通院先生、涼子、カリン。
 自分を気絶させた伝通院先生に天馬は憤りをあらわにしますが、先生たちはそんな天馬を無視して「彼が本当にグランセイザーなの」とかグランセイザー話に花を咲かせます。もちろん、予備知識もないのにそんな会話を聞かされた天馬は怪しい団体に引き入れられそうな気配を察知。
 「変な仲間には入らないからな」と天馬は喚き、引き止められないことを良い事にそこから立ち去ろうとします。
 しかし廃ビルから出ようとした天馬の前に立ち塞がった涼子は、「あなたもグランセイザーなら私と戦いなさい」といきなり襲い掛かってきます。

 しかも、生身のまま助走もなしに数メートル飛んで天馬に蹴りをかましたり、そのまま立て回転して続けざま蹴りをかましたりといういきなりワイヤーアクション炸裂。






 人間の動きじゃありません。
 (この頃の涼子は確実に松坂より強かったと思われます)






 あまつさえセイザーヴェルソーに変身までして、そしてヴェルソーイリュージョンなる、念動系の技(イリュージョン関係ない)を使って天馬を痛めつけます。



 伝通院先生といい、涼子といい、どうしてハリケーンだのイリュージョンだのいう技を今(10話以降、33話現在)は使わないのでしょうか。



 度重なる猛攻にいい加減ぶち切れた天馬はついにセイザータリアスへと変身。涼子に一撃ぶち当てて、無事、逃げ出すことができたのでした。

 そして、一足違いで伝通院先生たちの居る廃ビル付近まで辿り着いた未加はセイザーとして覚醒した天馬を見かけ「あいつもグランセイザー……」と呟くのでした。



 っていうか、どうやってこんなところに居たことを嗅ぎつけたんでしょうか。



 なんか……なんか色々大事なことを置き去りにしてストーリーが展開してますよ、グランセイザー第1話。
 その後の事前知識とかあってもちんぷんかんぷんすぎるのって第1話としてどうなんでしょうか(爆)。

 いや、ほんと……間違った意味で全力疾走してました。セイザースタッフ。





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